長期優良・自然素材・北海道レベルの断熱の家(I邸)

施工日記

 

 
地鎮祭
施工中の無事を祈る

地盤調査
スウェーデン式サウンディング試験方法

この調査のデータに基づき、基礎の方法を決定します。

やり方
建築位置・高さの確認

砕石地業(地固め)
ランマーでしっかりと転圧し、120mm厚の砕石層をつくる
 
捨てコンクリート打設
墨だしを正確にし、鉄筋のコンクリートかぶり厚さを確保する上で有効です。

配筋工事スタート
地面からの湿気をとめるためにビニールシートを敷きこみ、鉄筋を並べていきます。

jioによる基礎配筋検査
合格です。(7月11日)

サヤ管埋設
長期優良住宅仕様で、いつでも給水管・排水管をメンテナンスできるようにするための施工方法です。

ベース基礎に生コン打設
ポンプ車にて生コンを流し、バイブレーターで均一にしながら、トンボや金コテで表面を押さえていきます。もちろん高さは一定に。

水が引き、人が乗れるようになった時点で、立ち上がり基礎部の墨だし作業。

土台を基礎に筋結するためのアンカーボルトを取り付けておきます。

立ち上がり基礎部(土台が敷設される部分)の枠を取り付けます。

枠を組んだ基礎の立ち上がり部にコンクリートを打設。3日ほどこのまま養生します。

基礎の高さ(レベル)の確認。
修正箇所なし。大変精度の高い基礎でした。丁寧でまじめな作業の賜物ですね。

浴室と玄関の土間コンクリート部を断熱材で包みました。こうすることで、地面からの熱の影響を小さくすることができます。玄関の冷えを防ぎ、浴槽のお湯の熱ロスを小さくする効果が期待できます。

給排水工事。基礎の配筋時に埋設しておいたサヤ管に本管を通して、最終汚水マスに接続しました。
事前に高さを設定しておくことで、躯体工事前に作業を済ませておくことで、工事の効率化を図っています。

墨だし作業。布基礎上面に土台を敷く場所の位置を記します。

土台(ひのき材120×120mm)を敷設。高耐久材であり、加えて非常によい香りがしてます。

1階の床も構造用の厚合板24mmを使用し、剛床構造にします。通常は土台・大引きを910mmスパン(間隔)で敷設し、厚合板を張りますが、当社では、合板の垂れを防ぐために、910のスパンの間に補強根太(45×55mm)を使用し、より頑丈な床構造にしています。

ホゾ(柱が土台や大桁に差し込む部分)が長い。通常は60mmですが当社では、90mmの長ホ ゾにすることで、水平耐力をより強化しています。これも当社の木組みの特徴で、作業中の大工さんの話では、通常の構造の家と比べて揺れが小さく、組立作業 が安心してできるとのこと。

先張りシート気密工法。軸組み工法で気密性能を高める工夫のひとつです。この工法により1階部分と2階部分の気密ラインを連続させることで性能を高めるのです。

2階床部は剛床構造。通常は910㎜スパン(間隔)の構造材に厚合板をはります。当社では910㎜スパンの構造材の真ん中に補強材を入れることで、床の垂れを防止し、剛性を高めています。

補強根太を入れた後に、厚合板24mmを取り付けています。

棟木を取り付け無事上棟!
I様おめでとうございます。

小屋組みの一部を剛床構造にし、水平耐力を強化。剛床は大桁に直接構造用合板を張ることで構造体のよじれを防ぎ、結果横からの力に対して強い構造にするこちにつながります。一般的には、火打ち梁で補強しています。火打ち梁はいわば、水平面の筋交いのことです。

屋根下地工事完了。

棟換気システム
温かい空気は軽くなり、上に向かっていきます。棟換気は、天井裏の部分の高温化した空気を棟から外に排出するものです。天井裏は、熱がこもりがちになりま す。この熱は、外気温が下がり始める深夜に輻射熱として、天井から室内へと伝わってきます。これが深夜の蒸し暑さの原因です。この現象を緩和するために棟 換気は非常に有効です。また、天井裏や屋根面の断熱をしっかりとすることも室内環境を快適にするためには有効ですね。そして、少しでも屋根からの熱の伝わ りを緩和できれば、省エネにも結びつきますよね。

雪止め金具取付

ケナボード取付
ケナフという植物から作られた耐力面材

JIOによる金物検査
10年瑕疵担保責任保険契約によるもの

床充填断熱
XPS(押出法ポリスチレンフォーム3種b)100mm厚

壁充填断熱
高性能16kgグラスウール120mm厚


断熱材の充填と気密シート施工を別々に行うことで精度の高い施工をしています。

専用のコンセントBOXカバーを使うことでコンセントBOXからの漏気を防ぎます。

サッシの取り付け準備
サッシ枠からの漏気を防ぐために気密パッキン材を取り付けています。

天井の気密シート張り施工中。

天井の気密シート張り完成。
気密施工は、職人さんの丁寧な仕事が決め手です。

シートや気密テープでは埋められない隙間を埋めています。

浴室土間部の基礎断熱です。
コンクリート土間をXPS(押出法ポリスチレンフォーム3種b)でくるんでいます。玄関土間部も同様に施工。玄関や浴室の冷えを緩和します。
 
気密測定
 
C値換算で0.8でした。
パッシブハウス基準の0.2には及びませんがI地域基準としては充分な結果です。参考に標準的 な2×4住宅で1.0前後、気密工事をしていない在来軸組みでは5.0前後というところでしょうか。換気設備を計画通りに機能させるためには、できるだけ 気密がいいほうが有利です。C値でいうと1.0は必要最低レベルでしょう。
 
構造現場見学会
 
パインの無垢フローリング施工中
 
当社独自の通気モルタルシステムです。耐久性能・耐クラック性能に優れたセメント系軽量コンクリートボードを使用。住宅性能表示項目の省エネルギー等級・劣化対策等級における最高等級取得の必須項目である通気工法にも対応しています。
 
窓周りにモールを取り付けアクセントをつけました。
 
下地完了です。
 
樹脂モルタルを塗り、グラスファイバーメッシュを全面に伏せこむことでクラック防止をしています。
 
専用のシーラを塗布。吹き付け材の剥離を防ぎます。
 
スタッコラーストEという弾性のアクリル樹脂大理石スタッコを吹き付け表面を仕上げます。
 
優れた耐候性能(20年~30年)。
水をはじき汚れも吸収しません。
通気性能が高い。
優れた弾性性能でクラックを防ぎます。
水洗いできます。

天井裏にセルロースファイバーをブローイング(300㎜)

雨水処理(浸透式)
縦横80cm深さ1mの穴を掘り、砕石等で雨水が浸透しやすいようにし、枡を設けて、宅内処理とした。

漆喰壁施工中。
自然素材である漆喰の効果として、調湿・断熱・殺菌効果があり、なんといってもその風合い、質感がたまりません。当社が採用している漆喰は、和漆喰に比べ、収縮率が小さく、傷などの補修等のメンテナンスも容易にできるのが特徴です。

ウッドデッキ土台部施工。
広々としたウッドデッキをLDの全面に配置。部屋を広く感じさせる効果もあります。

塗装はリボスの自然塗料を使用してます。

デッキ材は茨城県産材である杉の赤身。杉の赤身にはタンニンなどの成分が多く、非常に耐久力があります。なおかつハードウッド材に比べて大変リーズナブル。

タイル工事
玄関収納部のモルタルでタイル下地を施工中。
仕上げは300㎜角タイル。

漆喰壁仕上げ。
明り取りの開口がアクセントになっています。

2階ホール。赤松材の造作手すり。
手すり両側の可動棚は、飾りスペースや単行本入れになります。

風量測定。
実際に計画通りに排気されているかどうかをチェックしています。
計画通りにならないケースや測定すらしないビルダーがほとんどです。

パインに羽目板で仕上げました。
手洗い・カウンターも手づくりです。

カウンターの下は引戸になっています。

キッチンとダイニングの間仕切りカウンターです。棚は可動式でさまざまなサイズに対応します。

システムキッチンのバックヤードは、収納扉つき。収納力も抜群で、不意のお客様がきても、すぐに隠せます。

耐震設計のシステムバス。
タカラスタンダード製です。

キッチン横に配置した、パントリー兼パソコンコーナーです。

吹き抜けに配置した大きな大きなFIX窓。夜は、星座がきれいに見えます。

階段と電話収納スペース。
壁は漆喰です。

階段の左側の腰壁は光をさえぎらないように工夫してあります。

寝室

2階ホールも、吹き抜け部のFIX窓からの日差しで、1日中明るいスペースとなっています。腰壁は手づくりの横格子デザイン。日差しをさえぎりません。

子供室。日差しいっぱいで、あたたかい。
 
憧れのパパのスペース。
パイン材に囲まれて別荘気分。
   
手すり両脇は本棚にしました。
 
手づくり手洗いカウンター。
桧材です。
 



茨城県選出の衆議院議員 田所議員が茨城パッシブハウスを見学されました。

自ら建築士である田所議員は、家の構造はもちろん、快適性、省エネ性、と建物のかかわり、そして健康面のメリットに興味をもたれ、2020年、省エネ性能の義務化に向けて、どの程度の性能が、最低限求められるかを熱心に学ばれていました。

工務店の立場から、性能の良い建物に対するインセンティブ(税制面での優遇等)の仕組みづくりを要望しておきました。