えっ、高性能窓も結露するの?

引き渡して1年が経過する美容室でのこと・・・

 

「結露しないですよ」・・・と勧めた樹脂窓が結露し、毎朝窓についた結露水をふき取ることが仕事始めのルーティンワークとのこと。

 

同じ樹脂窓を入れた自宅では結露することもなく快適に過ごしているのに何故?

 

そんなはずはないよな・・・と思いつつ確認に行ってきました。

 

この物件の前に建てた同等の店舗(美容室)併用住宅でも、そんな話は聞いたことがない。

 

店舗に入った瞬間、乾燥期のこの季節にはない、高湿度な感じをうけた。カウンターに置いてある温湿度計を見ると室温22℃、相対湿度66%。湿度が高いことがわかる。ヴァイサラというソフトを使って計算してみると、絶対湿度は約11/㎏。健康上はたいへん好ましい湿度ではある・・・

 

洗髪などでお湯を多用するので、仕事がてら湿度が高くなるのかな・・・と。

 

あたりを見渡し、空気の動きに注目。こちらの店舗は、第3種換気システム。給気口をチェックすると、外気の入ってくる感じはなく、「換気扇は動かしていますか?」と質問してみる・・・。

 

動かしているつもりが、スイッチが入っていなかった・・・

 

「換気を動かしてみてもらえますか・・・」

 

排気が始まり、給気口から外部の新鮮空気が入り込んできた。

 

このとき、外気は、10.6℃、63%で絶対湿度は約5/㎏。乾燥状態。

 

みるみる湿度は下がり、あっという間に相対湿度は60%以下に。

 

高性能な樹脂窓は結露しない・・・とよく言われていますが、条件が整うと木製のトリプルガラス窓でも結露するのです。

 

室温20℃、室内相対湿度60%、外気0℃という条件の下で結露しないというだけなのです。

 

この状態で、絶対湿度は約9/㎏。この水分量において、室温12℃で露点に達します。結露するということです。室温20℃で、窓が12℃以下にならない窓選びが結露対策には大切な条件となります。

 

こちらの店舗の場合、絶対湿度が11/㎏あったので、室温15℃で露点に達します。外気が0℃近くになる環境において、しかも生活熱のない店舗において、窓近辺が15℃以下になることは容易に想像できます。

どうも原因は換気不足による高湿度。換気をすることで、窓拭きから解放されることを期待します。



茨城県選出の衆議院議員 田所議員が茨城パッシブハウスを見学されました。

自ら建築士である田所議員は、家の構造はもちろん、快適性、省エネ性、と建物のかかわり、そして健康面のメリットに興味をもたれ、2020年、省エネ性能の義務化に向けて、どの程度の性能が、最低限求められるかを熱心に学ばれていました。

工務店の立場から、性能の良い建物に対するインセンティブ(税制面での優遇等)の仕組みづくりを要望しておきました。