透湿防水シートと通気層で屋根の寿命を延ばす。つくば市K邸

透湿防水シートと通気層で屋根の寿命を延ばす。
家づくりで大切にしていることは、家族の命を守る耐震性能、家族の健康を守る断熱・気密性能、そして家の長寿命化です。いばらきパッシブハウスでは、耐震等級3、長期優良住宅仕様、暖房負荷40kwh/㎡・年以下、Q値1.6W/㎡・K以下、C値0.5㎠/㎡以下保証など、最低基準を設け、自然素材や透湿性を重視した素材選びで家の耐久性能をたかめることを常に意識しています。
今回は屋根の下地に触れたいと思います。屋根は暑さ・寒さが極限になるところで、温度変化が大きく、他の部位に比べ結露リスクが高いところです。通常、スギなどの無垢材や合板を下地に、アスファルトルーフィングという防水シートで1次防水をし、その上に2次防水として瓦やガルバニウム鋼板などの屋根材を葺くことが多いと思います。このアスファルトルーフィングは、透湿性がなく雨水や結露水、湿気の逃げ場がないことが問題です。そのアスファルトルーフィングの下に通気層を設け、棟換気等で空気を動かせば湿気をため込むことは軽減されますが、万全ではないように思います。最近出会った透湿するルーフィング(ウートップサーモNDプラス2SK)は接着テープ付きで施工性もよく、すべりにくいので高所作業の安全を図れます。また3層構造で防水性も高く、施工時にできるタッカー等の穴をシート自身が塞ぎ、雨水の侵入を防止する効果が期待できます。合わせ目に使う接着テープ(ユラソールサーモHT)の接着剤は120℃の高熱環境でも高い粘着性能を発揮するという優れモノ。シート表面への直接UV耐性が最大12週間というのも心強い。